レンジフードOEMの謎
レンジフードOEMの謎
レンジフードのOEM先 富士工業とは!?
みなさんこんにちは!アンシンサービス24の小林です。
今回のテーマは「レンジフードOEMの謎」についてご紹介しますね。
レンジフードシリーズは、アンシンサービス24の動画に、今回初めて登場するテーマになります。
現在レンジフードは、パナソニック、リンナイ、富士工業(FUJIOH)、カクダイ、ミツビシなど
多くのメーカーが製造しています。
では、現在のレンジフードのOEMについては、どのような状況になっているのでしょうか。
今回も私、アンシンサービス24の小林が、みなさんの疑問についてわかりやすくご説明させていただきますね。
OEMとは一体何か?
ところでみなさんは「OEM(オーイーエム)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「OEM」は、自動車メーカーなどで、よく聞く言葉です。
OEMとは、英語の「Original Equipment Manufacturer」の頭文字をとったもので、
直訳すると「相手先ブランド名義製造」となります。
OEMを一言でいうと、「自社のブランド名の入った製品を、他社の工場で、製造してもらう」ということです。
なので、基本的に発注者・ブランドの持ち主目線の専門用語になります。
自動車を例にすると、トヨタライズは、ダイハツ製のロッキーからOEM供給を受けているという関係になります。
OEMの図式に当てはめると、トヨタライズは、ダイハツでロッキータイプとして製造され、
トヨタのエンブレムとライズという車名を付けられ「トヨタライズ」として、
トヨタから販売されている自動車ということになります。
また、OEM元とは「発注者・ブランドの持ち主」、OEM先とは「製造者・ブランドの下請け」という関係になります。
富士工業はレンジフードのOEM先として有名
みなさんは「富士工業」という会社をご存じでしょうか?
富士工業はパナソニック、リンナイなどと比べると、一般にはほとんど無名の会社といえます。
富士工業は1941年の創業、1973年からレンジフードの開発・製造を始めた会社です。
グローバルネームは「FUJIOH」といいます。
また富士工業は、レンジフードを単体販売もしていますが、製品の多くは住宅メーカー・システムキッチンメーカー・
ガス器具メーカーのOEM先として、レンジフードのOEM製造をしています。
現在富士工業は、レンジフードの製造に関しては、国内シェアナンバーワンの企業です。
国内のレンジフードに関しては、富士工業製がほとんど!
これまで、システムキッチンやキッチン周りの備品の購入経験がある方でしたら、
何となく気になる点があったのではないでしょうか?
その気になる点とは、パナソニック製でも、リクシル製でも、リンナイ製でも、製造先は富士工業になっていたり、
そのまま富士工業名義の製品が取り付けられていたりすることです。
なので、現在大手で有名ブランド製のレンジフードに関しては、そのほとんどが富士工業が製造していると
いっても過言ではない状況です。
まとめると、富士工業のレンジフードは、大手が自社ブランド名を付けて販売しても、全く心配がない技術と
信頼がある製品ということです。
富士工業のシロッコファン「BDR」シリーズもOEM製品だった!
以前、富士工業のシロッコファン「BDR」シリーズが、販売されていました。
ところがナスラック・カクダイなどのキッチン周りメーカーのレンジフードにも、
同じく「BDR」シリーズ名が付けられていました。
おどろいたお客様も多かったようですが、レンジフードに関しては、実はよくあることです。
富士工業のシロッコファン「BDR」シリーズは、この時期キッチン周りメーカー数社から採用されていたのです。
このようにレンジフードのOEM製造は、以前から富士工業が日本の多くのキッチン周りメーカーに対して行っています。
なので、他社ブランドになっていても、実際は富士工業製のレンジフードに形が似ていたり、品番が同じだったりします。
レンジフードについてご不明な点があれば、ぜひ一度アンシンサービス24にお問い合わせくださいね。
レンジフードに関するお客様のあらゆる疑問にお答えさせていただきます。